今回は文字列の基本メソッドについて解説していきます。
メソッドを利用すると、データ型に関連した便利な処理を行うことができます。
例えば、文字列型ではメソッドで次のような処理を行うことができます。
- 文字の置換や検索
- 大文字や小文字に変換
メソッドの使い方、文字列の基本メソッドについて解説していきます!
【解説動画】5min. Python|文字列の基本メソッド
5min. Python解説動画【入門編】|第5回 文字列のメソッド
データ型の中身
各データ型は、データそのものに加えて、メソッドというものをもっています。
- データ:値や文字列などのデータそのもの
- メソッド:データに関連した便利な機能
メソッドを利用すると、データ型に関連した便利な処理を行うことができます。
初心者の方は、メソッドと関数の違いで混乱する方もいるかと思います。
オブジェクトに所属した関数をメソッドと呼びますが、初めのうちはこのへんは気にしなくて大丈夫です。
まずはメソッドを使うことに慣れることが大切です!
文字列の基本5選メソッド
文字列には大量のメソッドがあります。
今回は初心者の方でもよく使う基本メソッドを5つ紹介します。
分類 | メソッド名 | 機能 |
---|---|---|
操作系 | upper() |
全部大文字にする |
lower() |
全部小文字にする | |
探索系 | count() |
文字を数える |
find() |
文字を探す | |
置換系 | replace() |
文字を置換する |
メソッドの使い方
メソッドは次のように、変数名
に.
を付けて指定して実行します。
変数名.メソッド名()
メソッドを実行するときに何かを指定する場合には、引数というものを与えます。
変数名.メソッド名(引数)
例えば、find()
メソッドでは探す文字列を与えたりします。
操作系:upper(), lower()
文字列を操作するメソッドを紹介します。
upper()
:文字列を全て大文字にするlower()
:文字列を全て小文字にする
ことができます。
"YutaKa Notebook"
という文字列を大文字にしたり、小文字にしたりしてみましょう。
# upper()の例
blog_name = "YutaKa Notebook"
print(blog_name.upper())
# YUTAKA NOTEBOOK
# lower()の例
print(blog_name.lower())
# yutaka notebook
文字列を簡単に大文字にしたり、小文字にしたりできましたね。
探索系:count(), find()
文字列から特定の文字を探索する関連のメソッドを紹介します。
count()
:特定の文字の数を数えるfind()
:特定の文字の場所を探す
まずはcount()
メソッドの例として"YutaKa Notebook"
の中のa
とo
の数を数えてみます。
"YutaKa Notebook"
という文字列を大文字にしたり、小文字にしたりしてみましょう。
blog_name = "YutaKa Notebook"
print(blog_name.count("a"))
# 2
print(blog_name.count("o"))
# 3
文字の数が数えられています。
次にfind()
メソッドでa
とNote
を探してみましょう。
blog_name = "YutaKa Notebook"
print(blog_name.find("a"))
# 3
print(blog_name.find("Note"))
# 7
a
やNote
が初めて見つかった場所のインデックスが返されていますね。
置換系:replace()
文字列中の特定の文字を置換するメソッドを紹介します。
replace()
:特定の文字を置換する
replace()
メソッドでは'置換前の文字'
と'置換後の文字'
の2つを引数で与えます。
変数名.replace('置換前の文字', '置換後の文字')
"YutaKa Notebook"
という文字列の'Notebook'
を'video clip'
に置換してみましょう。
blog_name = "YutaKa Notebook"
video_name = blog_name.replace("Notebook", "video clip")
print(video_name)
# YutaKa video clip
ばっちり置換できましたね。
おわりに
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